牛肉の赤ワイン煮込み


実験の日程に余裕ができたから,週末のも合わせてたっぷり作った。
全体的には「食べるボロネーゼ」とでも呼ぶべきなのか,つまりいわゆるミートソースを作る要領で,塊肉(肩ロース1kg)を煮込んだだけ。本式の(たとえば『ジュリー&ジュリア』にも出てきたような)フランスの煮込み料理,ラグー的なアレを思い切り手抜きした感じかなあ。肉はマリネせずに軽く下味をつけてから焼きを入れただけだし,フォン・ド・ヴォーも使ってないし,香味野菜は全部ソフリットにして余さずスープに入れてる。あとトマト缶も使ってるから,やっぱり「食べるボロネーゼ」ってのが一番しっくりくるな。ソフリットに刻んだパンチェッタを混ぜ込んだのがちょっとした隠し味。
まあトロトロに仕上がってそれなりに美味しかったんだけど,肉の中の旨みって点で,やっぱりお店のような味にはならないのよね…下味?調理法?そもそも肉の質?食べられなくはないから,普通に満足だけど。
ワインはいつもよりちょっと奮発して,コノスルのヴァラエタルじゃなくてレセルヴァにした。スクリューコックじゃないワインなんて久しぶりだわ!もちろん煮込みに使ったのはそれじゃなくて,ボトル650円のやつ。
さて,これから数日間はこれにあれこれ手を加えて食べていきますよ。

追記(2011-01-31 01:30)


たとえば少しほぐしたのをフェットチーネと合わせたり。これも美味かった。