何だよ「日々」って

何がビックリしたって,このブログを一年半も放置していたことだ。

何が自分をブログから遠ざけていたかということを考えてみると,そこに過去の自分がごろんと転がっていて,何かを書き足すことでそれと繋がってしまうような,その感覚がどうにもダメだ。はてなに移行してから,覚えているだけでも二回ログを消している。ただ数年間にわたって文章を書いてきたというだけのことが,ひとつのドメインに収まって,素朴な自我同一性として今ここに立ち現われてくるのが,受け入れられない。それは文章,文体にしてもそうだし,システム的な側面に対する感覚,たとえば記事の分類にしても,もう始めた頃とも,リセットしてまた始めた頃とも違っているわけで,変遷しつつあるすべてのものを数年分引き受けながら新しいことを同じ場所に書き足していけるほど,自分は四次元的に強くない。

本業に関係すること以外の日本語が書けなくなっていることにもビックリした。これなら二十歳の頃の方がまだマシだった。