トマトすき焼き


徳島が誇る料理人である小山氏が提案したというトマトすき焼きの簡単なレシピを親父経由で教えてもらったので,それを元ネタにして自分でも作ってみた。すき焼き鍋にオリーブオイルを熱してニンニクの香りを出したところに,割り下を注ぎ入れる。そこにトマトと玉ねぎを並べてバジルを添え,あとは適当に具材を煮ていくだけ。肉は阿波尾鶏のモモとムネ,それに合鴨ロースを準備した。それ以外にはエリンギのみ。
これがまあ,美味なのだ…トマトの酸味と割り下の甘味が絶妙な相乗効果を生んでいる。何だか懐かしい味だなと思ったら,以前何度か作ったトマト入りの親子丼と非常に近いのだった。こんな意外な組み合わせを閃くなんて,やっぱり本職の料理人って本当に凄いんだよな。

シメはこれ。鶏モモの切れ端と玉ねぎを刻み,湯むきして果肉だけ角切りにしたトマトを半量だけ一緒に煮込んで即席のラグーソースを作り,ほんの少し固めに茹でたフェットチーネと残りのトマトを合わせてみた。煮崩れたトマトとフレッシュなトマト,どちらも楽しめてお得な感じ。やっぱりこういうどっしりしたソースとフェットチーネって合うんだよなあ。