矯正治療4,5回目

初めて螺旋構造が機械に利用されたのは,アルキメデスによるねじ式の揚水機だという。回転運動と直線運動を相互変換するというこの人類史上画期的なデバイスは,後の中世において親指潰しという代表的な拷問器具に昇華された。
…というようなことを考えながら治療を受けていました。
何でも,抜歯したところに奥歯が前進してくるのを避けるため,上の6番に器具を装着するらしいのだ。まずはそのための型取りをしなきゃいけなかったのだけれど,親知らずはバッチリ生えてるし,噛み締める力が異常に強いしで,奥歯同士の隙間が全くないそうなのだ。それで仕方なく,ブラスワイヤーを歯間に通して輪っかを作り,それをペンチで少しずつ捻って間隔を広げていくのだけれど…。

(*゚ー゚) (ぐいっ)
('A`;) <…っっっ!!!
(*゚ー゚) (ぐいっ)
('A`;) <…へんへい*1
(*゚ー゚) <痛いですか?(ぐいっ)
('A`;) <…ほろひへふらはい*2

始終こんな感じでした。先生も「id:taoizmくんをいじめようと思ってやってるわけじゃないんだけど…」とか「可哀相になってきちゃった…」とか慰めてはくれるのだけれど,しっかり治療は進めていくわけで。
先行きが不安であります。

*1:先生

*2:殺してください