写真集

学会5日目から帰国までの話を書く前に,とりあえず写真だけ。

Green/Yellow lineのArchives–Navy Memorial–Penn Quarter駅。D.C.の地下鉄はどこもこういう打ちっ放しの内装で,日本の構内と比べると遥かに暗いのだけれど,治安はとても良いし,何より秘密基地みたいな意匠がとても気に入った。

Washington Convention Centerの南棟3階から連邦議会議事堂をのぞむ。D.C.は法律で建造物の高さが制限されているので,空がとても広い。

Convention Centerの近くで食べたステーキ。Ribeye(=ロース芯)とbleu cheese,たしか11oz(=約312g)。先生,ごちそうさまでした!

おそらく世界で一番有名なおうち。これは3倍ズームで撮影したけれど,肉眼だとかなり遠く感じる。

リスかわゆす(*´Д`)

リスかわゆすかわゆす(*´Д`)

Whole Foods Marketのdeliはかなり充実していた。1lb=7.99USDくらいだったから,チキンなど重いものをたくさん取らなければかなりお得。男性の奥で詰め込んでいるお姉さんは,一通り取り終わった後に蓋をしてシャカシャカ振っていた。そういう食べ方もアリなのか,というか女性が平気でそれをやるのか……と,少し感動した。

学会4日目のランチ,中華街にて。慣れない土地の料理に食傷気味の人たち,特にアジア人にとって,中華街が果たす役割はとんでもないものだと思った。僕ら日本人だって,彼らの恩恵にあずかる部分は大きいだろう。同席した同期たちも,白米を見て軽く興奮していたくらいだ。きっと中華街とはテラフォーミングで最初に蒔く種子のようなもので,たとえ彼らが火星に入植したとして,最初にするのは中華街を建設することだろう。まったく素晴らしい。

National Galleryにて,スーラ『ポール=タン=ベッサンの海景』(の一部)。当時最先端の光学的知識に裏付けられた彼の厳密な分割主義は,僕らの網膜を色彩のパレットにする。そこには調和と止揚がある。

学会5日目のランチ。Fuddruckersという,全米に展開しているハンバーガーチェーン。これが途方もなく美味いのだ。注文が入ってから焼き始めるので,熱々が食べられる。注文のときに自分の名前を伝えて,その名前が呼ばれると受け取りに行くシステムだ。さすがにKentaroは通じず,K-E-N-T-A-R-Oと伝えるはめになった。肉は1/3,1/2,2/3,1lbの4種類で,これは1/2lb(=約227g)に,レタス,トマト,玉ねぎ,ピクルスなどをセルフサービスで好き放題添えたもの。これでだいたい10USDと,それなりにお得。本郷三丁目ハンバーガー屋さんに足を運ぶ気が失せた。

Phillips Collectionにて,ジャコメッティ『モニュメンタルな頭部』。僕は子どもの頃からジャコメッティが大好きで,大原美術館で初めてそれを見たときの衝撃は今でも忘れないし,さらにそれに輪をかけたのは,彼があの独特の細長い作品たちを,矢内原伊作の言葉を借りれば「見えるがままに」表現しようとして生み出したのだと知ったことだった。知覚と表現の不思議について考えるとき,ジャコメッティの足跡はとんでもなく偉大なものに思える。

学会5日目の夜に立ち寄ったPentagon Cityのモール。Tysons Corner Centerよりは遥かに穏便で,過ごしやすかった。あれだけ暴力的な空気に浸っていると,さすがに感覚がおかしくなりそうだ。

モールのフードコートで食べた,チキンの何かしら。スプーンでぐちゃぐちゃにしてから一気にかき込むととてもそれっぽい。

地下鉄にて,もう一枚。さよなら!