歯列矯正始めました

まだ矯正器具はついていないのだけれど。
乳歯が生え替わった頃から歯並びの悪さには定評があり,定期検診などのたびに歯列矯正を勧められていたのだけれど,高額だし面倒だと敬遠してきたのだった。ところが最近になって,そんな悠長なことも言っていられなくなってきた。どうも数年前から頭を覗かせてきた親知らずが更なる悪さをしているらしく,日を追うごとに歯磨きの難易度が高くなってきたのだ。そういう身も蓋もない健康面の問題があり,また一方で社会的な問題もあって,それらを踏まえた上でこの先のことを考えると,どうもここらで歯並びを改善した方が良いのではないかという結論に達したのだった。
まず保健センターの歯科で矯正相談をしてもらい,色々話を聞いた上で,東大病院にお願いすることにした。せっかく自転車で5分の距離に医科歯科があるのだからそちらでも良いかなと思ったのだけれど,ある程度の水準を満たした病院なら標準的な歯列矯正の技術に差はないらしいし,自転車で5分よりも徒歩で1分の方がもちろん楽ちんだから,という理由だ。まあ正直,全然深く考えずに決めた。
そして,先月末から通院を始めた。まずは治療方針を立てるための情報収集ということで,先週の金曜日と今日の二回に分けて,たくさんレントゲンを撮り,普通の写真も撮り,粘土みたいなもので歯型を取ってもらった。レントゲンはともかくとして,デジカメを使った撮影会がかなりシュールだった。Y字型のマウスピースを二本持たされて,にぃーーーーーってしてるところにデジカメのレンズ(先端に環状のフラッシュがついている)が目と鼻の先まで近づいてきて,はい撮りまーすって。治療の一環なのかサービスなのか,最後には歯石まで取ってもらえたので満足。まあ,来月以降には歯石除去なんかの比じゃないくらい派手な突貫工事が始まるのだけれど…。
というわけで,今年のバイト代の半分は医療費に消えることになりました。まあ,70万少々で健康的な歯並びが手に入るのなら,それほど高くもないだろう。八重歯とか歯並びの悪さって見る人が見ればチャームポイントにもなり得るらしいし,実際自分にとって良くも悪くも(いや良くはないか)個性の一端を担っていたと思うのだけれど,それともあと数年でお別れだなあ。